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四字熟語四隣寂寥

トロぬら四字熟語

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四隣寂寥

(しりんせきりょう)

 「四隣」と「寂寥」に分ける。
「四隣」とは、そのままの意味は、前後左右に存在する一人、若しくは一軒の建物のことだが、自分の周りのことを言う。「四面楚歌」の「四面」と同意
 「寂寥」とは、寂しく、静かな環境であるが、その度合いは甚だ強く、厳しい。
空虚感、喪失感を伴い、心満ち足らず非常に寂しい環境である。最近、気分を表す言葉になりつつある。うつ病患者の心の状態を表現する文献で見ることがある。トロぬらとしては的を射ていると考える。
 芭蕉の句であまりに有名な「流布池や蛙飛び込む水の音」。正にこの情景であろう。たとい、一回のみでも「ポチャリ」とカエルが跳びこむ音があったにせよ、かえって、まして、「四隣寂寥」と言えよう。

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