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四字熟語津津浦浦,津々浦々

トロぬら四字熟語

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津津浦浦・津々浦々

(つつうらうら)

 世界に広く、ほぼ隅々に行き渡る、浸透する。知られること。
 「津」は地名固有名詞に「つ」がある。「しん」と読めば、一般名詞である。論語に記されている波止場は「津」が用いられている。
 現代の良港は、海面(水面(みなも))と陸地の高さが高過ぎず、かつ、海岸線から直ちにある程度の深みがある港である。
 動力のない時代の良港はこのような海岸ではなく、浅瀬が必要であった。船を係留するより、陸へ引き上げる方が安全、安定だった時代の港を「津(しん)」と呼んだ。
 「浦」は「津」の同義語。
 つまり、浅瀬の海岸全てを示している。
 古い時代、人力や家畜を動力としない交通はほとんど「水路」であった。
 当時の物量、情報のあまあねく全ては、「津」、「浦」から興り、広まったに違いない。
 この頃の浸透速度、伝播速度は遅かった。

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