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四字熟語内柔外剛

トロぬら四字熟語

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内柔外剛

(ないじゅうがいごう)

 本来の意味から乖離しいている。本来は、「老子」にある「柔をして剛を制す。」が語源であるので、先ず、こちらを説明する。
 空手家の故、大山倍達氏によると、「太極拳」に勝てなかった。としている。これが、この言葉をよく表している。鋼(はがね)のような固い物を柔らかなもので破壊できることがある。という意味。現代の工業機械に「ウォーターカッター」がある。ノズルから高圧に加圧された水が噴出され、それをもって硬い物体を切断する機械である。
 ルパン三世に登場の五右衛門が持つ「斬鉄剣」はヘリコプターをも切断できる。
 しかし、近代においての「内柔外剛」は違っていて、どちらかと言うと悪口の言葉であろう。
 「見かけ倒れ(倒し)」な人物がこれ。
 外見だけ強面で、内面は弱い人間を言う。
 稀に、褒め言葉でも使用できる。この場合、外見は強情に見えるが、本当は根の優しい者。にも当てはまる。
 対義語は「外柔内剛」。
 こちらは、物腰が良いが、内面は一本筋が通った人物。しかしながら、これも、悪評価とする場合にも使用できる。本当は強欲な奴とか、外向きはいいけれど、家では暴君。内弁慶がこれ。
 つまり、良い意味、悪い意味の両方に使用できるので、注意を要する。
 日本人が古来から「善し」とする人物の評価は変わらない。それは、「実質剛健」である。最近減った。

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