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トロぬら四字熟語

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有為転変

(ういてんぺん)
有為無常
(ういむじょう)
諸行無常
(しょぎょうむじょう)
 3つとも同じ意味。出所はいずれも仏法教典。 
 この世に変化しないものはないという意味。
 「有為」は外来語。梵語(サンスクリット語)である。意味は、宇宙に存在するあまねくすべて、つまり、物質の存在はおろか、現象、すべては、互いに関連、関係しあい、因縁があるということ。最新物理学、力学の事実である。それらは常に変化しているという考え、思想。
 特に最後の諸行無常は「涅槃経」の一節であることを確認した。
 また、参考であるが、当時の天皇の勅(みことのり)により一般全員に対し、日本語の音(48文字)をすべて1回だけを使用した和歌を募った。この時、最優秀賞となったのが「いろは歌」である。この和歌の後段に「うゐのおくやまけふこえてあさきゆめみしゑひもせすん」がある。トロぬらによる現代語訳はこうだ。「有為の奥山、今日越えて、浅き夢見し永もせず。」
 くどいが、せっかくだから、いろは唄の原文と中学校で習う現代語訳を載せておく。
 原文
 諸行無常(いろはにおへどしりぬるを)
 是正滅法(わがよたれぞつねららむ)
 生滅滅巳(うゐのおくやまけふこえて)
 寂滅為楽(あさきゆめみしゑひもせず)
中学校で習ういろは唄
 色はにほへど 散りぬるを
 我が世たれぞ 常ならむ
 有為の奥山 今日こえて
 浅き夢見じ 酔ひもせず
 京(大坂)の夢

 「空海」作であると伝えられている。
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