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トロぬら四字熟語

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閻浮檀金

(えんぶだごん)
 この言葉から、何か教示めいた意味を探っても、何もない。
 仏教での想像上の色の一つである。その色は金(黄金)よりも上級の色とされ、具体的には赤に寄った金色で紫を帯びているように見えるらしい。
 無論、黄金は単元素だから、最高級の金とかは実在しない。
 正確に説明すると、「エンブダゴン」の音に似た発音のサンスクリット語であり、これに文字(漢字)が当てられたの正しい。したがって、本来は色の名前ではない。
 インドに自生しているとされる「閻浮」と言う木による想像上の大森林を流れる川から採取できる砂金のこと
 特に、夏目漱石の虞美人草でしばしば舞台として登場する「東京勧業博覧会」の描写に用いられている。この博覧会は明治40年に開催された。
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